【韓国】9月自動車生産数、スペインにも抜かれた韓国勢 内需不振・長期ストで不振[11/19]


 現代・起亜自動車などのストライキの影響で、今年9月の国内完成車生産台数が世界ランキングでインド・メキシコはもちろん、スペインにも遅れを取り世界8位にダウンした。

 韓国自動車産業協会が18日に発表した、世界の9月完成車生産台数統計を見ると、韓国は昨年同期間の33万3759台に比べ22.7%減の25万8016台だった。1位は中国、2位米国、3位ドイツ、4位日本と続き、5位インド、6位メキシコ、7位スペインの順だった。

 昨年の全生産台数で、韓国は中国・米国・日本・ドイツに次ぐ「トップ5」だった。だが、今年1-7月の通算生産台数ではインドに追い越されて6位に転落、なかなか回復できないままだ。8月も月別生産台数がインドだけでなく、メキシコ・カナダに次ぐ8位となり、9月にはインド・メキシコ・スペインに越されて2カ月連続で8位だった。

 自動車業界関係者は「秋夕(中秋節、今年は9月15日)などによる内需不振やストライキなど、さまざまな悪材料が重なった結果ではあるが、月別生産台数で他国に後れを取り順位が下がっているのは、韓国の自動車産業の危機的状況を端的に示す現象だ」と語った。

辛殷珍(シン・ウンジン)記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/11/19/2016111900431.html