【ラグビー】帝京大、6トライ奪い明大に快勝 V6決める/関東対抗戦


 関東大学ラグビーは20日、東京・秩父宮ラグビー場で帝京大-明大の対抗戦1試合を行い、6トライを奪った帝京大が42-15で快勝。6戦全勝として6年連続7度目の対抗戦優勝を決めた。明大は5勝1敗。対抗戦は同勝敗は同順位となるため、帝京大が次戦で筑波大に敗れ、明大が早大に勝てば明大も同率優勝。帝京大が敗れ、早大が慶大、明大に連勝すれば早大が同率優勝となる。

 前半開始から激しくボールが動く好ゲーム。明大の1年生WTB山村知也がゴールラインを越えたかに見えたが、オブストラクション(相手を邪魔する反則)でトライならず。帝京大も左右に大きく展開するが、明大の好タックルにあってノックオンするなど、気迫のこもったプレーが続いた。

 5分、右展開から帝京大はSO松田力也がゴロパント。カバーに回った明大・山村の前でバウンドが変わり、追ってきたFB尾崎晟也(せいや)が先制トライ。松田がゴールを決めて7点を先制した。帝京大は13分にも明大のゴール前で連続攻撃。最後はFLジョセファ・ロガヴァトゥが右中間に押さえた。松田のゴールで14-0とした。

 28分にラックで帝京大がノットロールアウェー(タックル後に転退しない反則)。明大はSO堀米航平が40メートルのPGを決めて3点を返した。ここから反撃したい明大だったが、帝京大はそれを許さない。31分、LO飯野晃司の縦突破から右に回し、WTB吉田杏(きょう)がトライを奪った。松田のゴールで21-3とリードを広げる。

 明大もチャンスを生かした。38分、右ラインアウトからのパスアウトでCTB梶村祐介が前進。ラックを連取し、SH兵頭水軍のパスがゴロになったが、拾った山村が尾崎とFL亀井亮依のタックルを受けながらもインゴール左隅に持ち込むトライ。今季通算11トライ目で8-21としてハーフタイムに入った。

 後半も先制パンチは帝京大。ラックサイドをFWが縦に持ち出し、SH小畑健太郎のショートパントをWTB竹山晃暉(こうき)が取って左隅トライを決めたのが、キックオフから52秒後。難しいゴールを松田が決めて28-8と差を広げた。17分にはゴール前スクラムからの攻撃で尾崎が右隅トライ、40分にはPR垣本竜哉が中央トライ(いずれも松田ゴール)と突き放した。明大はノーサイド寸前、WTB矢野湧大が右隅にトライを奪い、堀米がゴール。最後に意地を見せた。


サンケイスポーツ 11/20(日) 15:58配信
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