◆1位は「ドクターＸ」効果!? 女子小学生が憧れる職業ランキング
自分の子どものときを思い出してみてください。将来なりたかった夢は何ですか？
「スチュワーデスになりたかった！」「お花屋さんになって綺麗な花に囲まれたかった」など、思い出すと甘酸っぱい感じがしますよね。
しかし、いざ働いてみると「なりたいものと現実は違う」と思う方も大勢いらっしゃるはずです。
今回は、今の女子小学生の憧れの職業と、実際に女性が多く働いている業種、それぞれのランキングを紹介しつつ、比較して“なりたい夢が現実になるのか？”を見ていきたいと思います。
■「ドクターＸ」を観て？ 女子小学生がなりたい職業1位は…
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が、第9回小学生「夢をかなえる」作文コンクールをもとに、女子小学生の「将来なりたい職業」のランキングを集計しています。
結果は以下のとおりでした。
1位 医師
2位 パティシエール
3位 薬剤師
4位 教師
5位 保育士
自分たちのころ人気があった“先生”や“保母さん”は健在ですが、“アイドル”、“お花屋さん”、“キャビンアテンダント”などはランキング圏外でした。
同発表では、9位まで公表されていますが、獣医や看護師など、結婚して子どもができても働けそうな、“手堅い職業”が多くランクインしているのが印象的でした。
■現役の“働き女子”の実態
とはいえ、なりたい職業に誰もが就職できるわけではありませんよね。
しかも女性は、結婚・出産・育児・介護など様々なライフステージが待ち構えていますから、仕事をするにしても、どうしても制約が生じてしまいます。
そこで、現役で働く女性は一体どのような職業についているのでしょうか？
厚生労働省が発表した『平成27年版働く女性の実情』より、女性が多い産業をみてみましょう。
1位 医療・福祉（23.4％）
2位 卸売業・小売業（20.0％）
3位 製造業（11.7％）
4位 宿泊業・飲食サービス業（8.3％）
※（）内は女性雇用者総数に占める割合
女子小学生がなりたい職業の1位、3位、5位が含まれる“医療・福祉”が、1位でした。
また、2位の“パティシエール”が含まれる“食品製造業“が3位に含まれる結果でした。
ちなみに、厚生労働省が発表した平成22年6月1日時点の『病院等における必要医師数実態調査の概要』によると、現職の女性医師数は29,129人。
便宜的に平成27年の女性雇用者総数2,474万人で計算すると、医師はわずか0.12％の狭き門です。
“医療・福祉”といっても、医師以外の、看護師・保育士・事務員・介護従事者などが大多数を占めているようですね。
以上、今の女子小学生の将来の夢と現実をくらべてみましたが、いかがでしたか？
医師は難関ですが、小さいころからの学習の積み重ねで実現の可能性が高まります。
また、医師以外にも、頑張り次第でかなえられる職業も多数あげられていましたね。
どんな未来を選ぶにせよ、お子さんの可能性はなるべく広げてあげておきたいもの。
ぜひ家族で、お子さんの将来の夢を応援してあげてください！
イメージ写真：http://parts.news-postseven.com/picture/2016/11/columns_wooris/468397_Fotolia_93085437_Subscription_Monthly_M-20161114065340-500x333.jpg
（▼記事を一部引用しました。全文はリンク先の記事ソースでご覧ください）
NEWSポストセブン 2016.11.19 21:00
http://www.news-postseven.com/archives/20161119_468397.html
