サッカーＪ２は２０日、最終節を迎える。勝ち点８４で首位の札幌、ともに勝ち点３差で追う２位清水、３位松本によるＪ１昇格争いは最終盤までもつれこんだ。
２０１２年以来のＪ１を目指す札幌はホームで最下位の金沢と対戦。引き分け以上でＪ２優勝と来季の昇格が決まる。前節の千葉戦は後半に都倉、内村がゴールを奪って逆転勝利し、勢いに乗る。四方田監督は「最終節はどのチームも死に物狂い。順位は関係ない」と気を引き締める。
勝ち点８１の清水は鄭大世ら攻撃陣が好調で８連勝中。アウェーでの徳島戦に逆転優勝と２季ぶりのＪ１復帰が懸かる。同じく１シーズンでのＪ１返り咲きを狙う松本は得失点差で清水に引き離されており、自動昇格圏内の２位以内に浮上するにはホームでの横浜ＦＣ戦で勝ち点を積み上げたい。
Ｊ２残留を争うのは勝ち点４０で２０位の岐阜、ともに勝ち点３８の２１位北九州と２２位金沢の３チーム。岐阜は東京ヴ戦に勝てば残留となる。入れ替え戦出場圏の北九州、Ｊ３に自動降格となる最下位の金沢が自力で残留を決めるにはいずれも勝利が不可欠だ。【江連能弘、大谷津統一】
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