【野球】福島開催なら「分村」も=フラッカリ会長が視察-東京五輪


 2020年東京五輪で追加競技となった野球・ソフトボールの福島県開催へ向け、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のフラッカリ会長が19日、候補の3会場のうち、県営あづま球場(福島市)と開成山野球場(郡山市)を視察した。

 東京から新幹線で福島入りしたフラッカリ会長は「チーム、選手が(東京から)行き来するのは難しい。試合に備えて何日か前から滞在することを考慮しなくてはならない」と述べ、東京の選手村とは別に、「分村」が必要との認識を示した。

 フラッカリ会長は雨の中、グラウンドの状況やロッカールーム、ブルペンなどの設備を確認。今年夏にU15(15歳以下)ワールドカップが開催されたいわきグリーンスタジアム(いわき市)を含め、「それぞれの会場を五輪にふさわしい形に整備するため何が必要かを探る」と話した。

 福島で試合を行うチームが現地に何日か滞在するなら、全体の日程調整のため、実施方式を固める必要がある。出場6チームの1次リーグ総当たりを主張しているフラッカリ会長は「期日は定めていないが、あまり時間がないので、早急に取り組まなくてはならない」と話すにとどめた。 


2016年11月19日18時13分
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111900223&g=bsb