【国際】 オバマ氏「大統領になれば誰でも目を覚ます」


オバマ米大統領は14日、大統領選後初の記者会見を行い、
次期大統領のドナルド・トランプ氏について「理想主義ではなく、最終的には現実主義だ」と評価し、
選挙中の過激な主張から現実路線へ軌道修正していくとの期待感を示した。

 記者会見は、ギリシャとドイツ、ペルーを歴訪する最後の外遊へ向かうのに合わせて行われた。

 オバマ氏は10日に行ったトランプ氏との初会談で、「選挙活動と国政は異なる」と助言したことを明らかにし、
「彼はそれを認識している」と指摘。
「大統領になれば誰でも目を覚ます。現実とそぐわない立場や性質は変える必要があることにすぐに気づくだろう」とも述べた。

 トランプ氏が気候変動防止の枠組み「パリ協定」などの国際的な取り決めからの離脱を表明していることに関しては、
「国際的な合意は政権をまたいで引き継いでいくのが伝統だ」と強調した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161116-00050009-yom-int