ガス欠の錦織、ジョコビッチに完敗で今季終戦
【AFP=時事】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2016)は
19日、7日目が行われ、大会第5シードの錦織圭(Kei Nishikori)は第2シードのノバク・ジョコビッチ
(Novak Djokovic、セルビア)に1-6、1-6で敗れた。
この日まで2戦連続でフルセットを演じていた錦織は、試合前から疲労困憊(こんぱい)で
集中力に欠けたように見えた。一方のジョコビッチは、そうした状況を生かして第1セットを
6-1で先取すると、第2セットでも最初のゲームでブレークに成功するなど、試合時間わずか67分で
勝利を収めた。
この日行われたもう一方の試合では、第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が
第4シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)にフルセット勝ちしており、
年度末ランキング1位争いの決着は決勝までもつれることになった。
ジョコビッチは、通算成績で24勝10敗と大きく勝ち越しているマレーについて、
「お互いの対戦の中で、最も大きな試合の一つになるだろう。皆が楽しみにしている。テニス史でも
起きたことがないし、歴史の一部になれて光栄に思う」と意気込みを口にした。
「私のレベルは良い方向に進んでいる。今年最後の試合だ。素晴らしい決勝になるといいね」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161120-00000001-jij_afp-spo