【社会】近大の推薦入試中に地震、対応に差 ネットに「不公平」


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 和歌山県南部で最大震度4の地震が起きた19日午前11時48分ごろ、全国20会場で一般公募推薦入試の外国語の試験を実施していた近畿大学は「受験生が動揺した」として、試験時間を1分間延長した。しかし、計3613人のうち2084人が受験した東大阪キャンパス(大阪府東大阪市)の2教室(390人)には伝達されず、午後の別科目の試験後に解答用紙をそれぞれ配り直し、1分間だけ再試験した。

 2教室の受験生には再試験の実施を事前に伝えていなかった一方、大学側が問題用紙を回収していなかったことなどから、試験後にインターネット上で「答えを書き直せたのでは」「不公平」とする声が相次いだ。近大の広報担当者は「伝達係が走ったが間に合わなかった。(2教室への対応は)公平性を期すための正しい判断だった」と説明。再試験の予定はないとしている。