【リマ時事】アジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）の首脳会議が１９日午後（日本時間２０日未明）、ペルーの首都リマで２日間の日程で開幕した。これに先立ち、日米など環太平洋連携協定（ＴＰＰ）の署名１２カ国は首脳会合を開催。安倍晋三首相は「各国が国内手続きを断固として進めていくことを期待している」と述べ、各国にＴＰＰ早期発効への取り組みを呼び掛けた。
「米国のＴＰＰ離脱」を訴えたトランプ氏の大統領選勝利で協定発効は極めて困難となっているが、各国首脳は今後もＴＰＰの発効に向けた国内手続きを進めていくことが重要との認識で一致した。米国はオバマ大統領が出席した。
ＴＰＰ首脳会合は昨年１１月にマニラで開いて以来、約１年ぶり。前回もＡＰＥＣ首脳会議に合わせて開かれた。
ＡＰＥＣ首脳会議では参加２１カ国・地域の首脳が、保護主義に対抗し、自由貿易体制の「開かれた経済」を維持する重要性を確認する見通し。２０日午後（日本時間２１日午前）に首脳宣言を採択し閉幕する。（2016/11/20-06:43）
時事通信：http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112000015&g=eco
