【国際】ドゥテルテ大統領がプーチン大統領と会談、「心待ちにしていた」「西側は小国を攻撃し恫喝しようとしている」米批判展開


フィリピンのドゥテルテ大統領とロシアのプーチン大統領は19日、
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催地リマで初めて会談した。

 ロシア大統領府によると、ドゥテルテ氏は「(プーチン氏の)指導者としての資質から会談を心待ちにしていた」と語り、プーチン氏を持ち上げた。

会談冒頭で、プーチン氏が2国間関係の強化を呼び掛けたのに対し、
ドゥテルテ氏は、フィリピンはこれまで常に欧米など西側諸国の一員であろうとしていたが
「今日、西側は小国を攻撃し、どう喝しようとしている」と持論を展開。西側諸国は偽善的と非難した。

米国は世界各地で戦争を引き起こしてきたとも語り、「破壊的な政策だ」と批判した。
シリアやウクライナの問題は脇へ置き、会話は弾んだもようだ。 

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112000023&g=int

握手するフィリピンのドゥテルテ大統領(右)とロシアのプーチン大統領(左)=19日、リマ
http://www.chunichi.co.jp/s/article/images/2016112001001052.jpg