【フランス】右派が大統領予備選=サルコジ氏返り咲きなるか 勝者が次期大統領の可能性


 【パリ時事】来年4~5月のフランス大統領選に向け、最大野党の共和党など中道・右派陣営が候補者を選ぶ
予備選の第1回投票が20日、実施された。即日開票され、夜(日本時間21日午前)にも大勢が判明する見通し。

 7候補のうち、返り咲きを目指すサルコジ前大統領(61)とジュペ元首相(71)、フィヨン元首相(62)の3氏がリード。
上位2人が27日の決選投票に進む。本選では与党・社会党などの左派や極右より右派が優勢とされ、
右派予備選の勝者が大統領に当選する可能性が高いとみられている。

 サルコジ氏は厳しい移民政策を掲げ、度重なるテロを受けて治安面の不安を抱える人々の支持を集める。
しかし、過去の大統領選でリビアから不正な資金提供を受けた疑惑など、さまざまなスキャンダルを抱えているのが弱点だ。
17日のテレビ討論では、司会者の追及に「でたらめな話だ」と反論するなど守勢に回った。(2016/11/20-17:11)

時事通信
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112000100&g=int