【韓国】朴大統領 ロッテの巨額拠出に深く介入=3月に会長と単独面談[11/20]


【ソウル聯合ニュース】朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)容疑者の国政介入など一連の疑惑で、ロッテグループが文化・スポーツ財団への資金拠出のほかに70億ウォン(約6億6000万円)を追加拠出した際、朴大統領が深く介入したことが分かった。

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朴大統領(右)と辛会長(資料写真)=(聯合ニュース)

 崔容疑者と前青瓦台(大統領府)政策調整首席秘書官の安鍾範(アン・ジョンボム)容疑者の起訴状によると、朴大統領は3月13日に辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)韓国ロッテグループ会長を呼び、単独面談を行った。

 崔容疑者は、スポーツ支援財団「Kスポーツ財団」を利用して利益を得る目的で別の会社を設立し、ソウル近郊でスポーツ人材を育成する事業を推進する計画を、前青瓦台付属秘書官のチョン・ホソン容疑者を通じ朴大統領に伝えたと検察は確認した。

 辛会長との面談直後に朴大統領は安容疑者に「ロッテグループがソウル近郊のスポーツ施設建設に75億ウォンを拠出することにした」とし、関連事項を確認するよう指示した。

 辛会長は朴大統領との面談当日に、故李仁源(イ・インウォン)政策本部長(副会長)に関連業務の処理を指示したという。

 その後、ロッテグループはロッテ製菓、ロッテカードなど7つの関連会社を通じ5月に70億ウォンをKスポーツ財団に送金したことが確認された。

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