【サッカー】バルサ指揮官、メッシ残留を断言するも自身の去就に言葉濁す


【AFP=時事】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は18日、リオネル・メッシ(Lionel Messi)について今後も長くチームに残ると明言する一方で、自身の将来に関する質問には言葉を濁した。前日にはバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長が、29歳のメッシについて、18か月後には契約満了を迎えるものの、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で選手生活を終えるだろうと断言していた。

 19日にマラガ(Malaga CF)とのリーグ戦を控えているエンリケ監督は、「メッシがこれからもバルサに残ることについては、私も想像できる」とすると、「若くして母国を離れ、チャンスを与えてくれたクラブで史上最高のプレーヤーとしてキャリアを終えられるという大きな希望が持てることは、選手にとって素晴らしいことだ。私としても完璧な物語だと思う」と語った。

 ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)との契約を2021年まで延長したバルセロナは、メッシと新たな契約をまとめる前に、ルイス・スアレス(Luis Suarez)と長期の契約延長をまとめたいとしている。しかしながら、就任からわずか2年で計8個のトロフィーを獲得する素晴らしい偉業を成し遂げたにもかかわらず、今季終了後に契約が満了するエンリケ監督との交渉については急いでいない。

 エンリケ監督は自身の将来について、シーズン終了後もチームに残留するか問われると、「私の想像力がいきなり途切れてしまった」と応じた。

 バルセロナは現在、リーグ首位のレアル・マドリード(Real Madrid)を勝ち点2差で追っている。しかし、土曜日(19日)の試合で、レアルがアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)にリーグ戦では4シーズンぶりとなる勝利を収めれば、バルセロナはリーグ5連勝を記録しても今週末の首位浮上は阻止されてしまう。

 都合の良いマドリードダービーの結果として、「どちらも負けてほしい」と答えたエンリケ監督率いるバルセロナは、サムエル・ウムティティ(Samuel Umtiti)とアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)を故障で欠く一方で、スアレスも累積警告で欠場することになっており、大幅な戦力不足に直面している。

 しかしながら、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)とジョルティ・アルバ(Jordi Alba)は、けがから復帰できる状態になっている。【翻訳編集】 AFPBB News

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