【鉄道】フリーゲージトレイン、耐久試験の再開めど立たず


http://response.jp/article/2016/11/20/285683.html

不具合の発生で耐久走行試験が中断している軌間可変電車(フリーゲージトレイン)について、
有識者で構成される軌間可変技術評価委員会が11月18日、国土交通省で開かれた。耐久走行試験の再開時期は示されず、
営業運転での実用化がさらに遅れる可能性が高まった。

フリーゲージトレインは、車軸に取り付けられている二つの車輪の間隔を変えることで、
2本のレール幅(軌間)が異なる新幹線と在来線の両方を走ることができる車両。
九州新幹線西九州ルートの武雄温泉~長崎間(2022年度開業予定)と長崎本線などの在来線を走って博多~長崎間を直通する列車に使用することが考えられている。

2014年4月からは、第3次試験車両が九州新幹線・軌間変換・在来線(鹿児島本線)を繰り返し走って
60万kmを走行する「3モード耐久走行試験」が始まった。しかし同年11月、約3万kmを走行した時点で
車軸と軸受けの接続部に摩耗痕が見つかるなどのトラブルが発生。耐久走行試験も中断している。

(以下略)