【野球】中日 吉見、チーム最多投球回でも減俸8900万円でサイン 来季の目標は「正捕手を育てる」


スポーツ報知 11/19(土) 14:40配信

 中日の吉見一起投手(32)が19日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮
「昇竜館」で契約更改交渉に臨み、900万円(10%)減の8900万円で
サインした。ピークだった2013年の2億9000万円から4年連続ダウンで
約4分の1まで下がり、「査定ポイントは足りなかったし、規定(投球回)も
いっていない。下がると思っていた」と淡々と振り返った。

 今季は4年ぶりの2ケタ試合となる21試合に登板し6勝7敗、防御率3・08。
投球回もチーム最多の131回1/3だった。8月16日の巨人戦(ナゴヤドーム)では
黒星こそついたものの、4年ぶりに完投。「登録抹消されながらですが、
けがで離脱しなかったことが良かった」。2013年にトミー・ジョン手術を受け、
昨秋も尺骨神経剥離(はくり)術を受けた右肘に不安を抱えながらも、
完全復活を印象づけた。

 来季の目標として「偉そうなことを言いますが」と前置きしながら、
「キャッチャーを育てたい。自分しかできないことだと思う」とキッパリ。
「僕は(現役時代の)谷繁さん(前監督)に(投球について)アホほど言われた。
『(言われたことを)やってるって! できひんだけやって!』と内心思っていた。
でもそういうの(言葉)が僕の財産になっている」。指名する捕手は杉山か桂か
木下かは、まだ決めていない。それでも吉見は自らの使命として
“谷繁2世”を作り上げる。

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