サッカーの全国高校選手権滋賀県大会は19日に決勝を行う。夏の全国高校総体に出場し3年ぶり2度目の優勝を狙う綾羽と、2年連続10度目の頂点を目指す野洲がぶつかる。キックオフは皇子山陸上競技場で午後0時15分。
■野洲
準決勝までの4試合で計25得点と高い攻撃力を発揮した。昨年に比べ突出した選手はいないが、結束は強く、個々の足元の高い技術と自在なパスワークは健在。ボールも人も動くサッカーで2年連続の頂点を狙う。
前線はキープ力のあるFW中野、裏への飛び出しが得意なFW毛利らがけん引。MF徳田が精度の高いパスで好機を演出する。DF陣も今大会2失点と安定し、準決勝で先制点を挙げたサイドバック小礒の積極的な攻撃参加も魅力だ。
綾羽は全国高校総体県予選で敗れた相手。主将のDF川瀬は「勝ちたいという思いはどこよりも強い」と意気込む。
■綾羽
今大会4試合で25得点1失点と攻守ともに安定感が際立つ。素早い攻守の切り替えと球際の強さ、ハードワークを武器に、夏の全国高校総体県予選との2冠に挑む。
アタッカー陣は50メートル6秒台前半のMF藤田昂やFW菅河ら俊足ぞろい。エースFW西尾はポストプレーでも好機を演出できる。
守備の要は、身長183センチと空中戦に強いDF野々村。全国高校総体県予選を無失点で制し、今大会も準決勝の1失点のみと強固な守りを見せる。
サイドバックとして鋭い攻撃参加を見せるDF吉井主将は「ぶれずにやるべきことをやるだけ」と、3年ぶりの決勝を見据える。
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