【芸能】闇に消えた「放送禁止映像」を大追跡!(4)<バラエティ篇>松本人志が「ごっつええ」を終わらせた理由


映画やドラマだけではない。本来は放送禁止と無縁のはずのバラエティやドキュメンタリー、音楽番組にも「タブー」は存在する。

「三重県から来てくれた高校2年の○○君、何をやってくれるのかな?」

土居まさるの軽妙な司会に、学生帽をかぶった少年はおずおずと口を開く。

「はい、ゴキブリを食べてみたいと思います」

これが71年から82年まで続いた番組「TVジョッキー」(日本テレビ系)の伝説の場面である。
毎週日曜の午後1時、ランチタイムに生放送で届けられたのは、ゴキブリやネズミを食らう少年、何十匹のヘビとともに水槽に入る少年など、今なら企画の段階でアウトに。

ゴキブリはまだしも、生きた白ネズミを腹から食らいついた瞬間は、アシスタントの相本久美子やゲストの歌手たちが一斉に悲鳴をあげた。
そんな番組は確かに存在した、あなたが信じようと信じまいと‥‥。

山城新伍が司会を務めた「独占! 男の時間」(75~77年、テレビ東京系)は、壮絶なラストを飾った。
レギュラーの笑福亭鶴瓶がカメラに自分の肛門を押しつけ、山城は局の上層部を番組内で名指しして批判。

2人そろって、長らくテレビ東京を出入り禁止の処分となっている。

今でこそ一般化した「やらせ」という言葉が、最初に問題視されたのが「アフタヌーンショー」(65~85年、テレビ朝日系)だ。
85年8月20日にオンエアされた「女子中学生のリンチ場面」が、実はやらせであったことが発覚。

司会の川崎敬三は怒りをあらわにし、番組の終了だけでなく、局の存亡すら揺るがす一大事に発展した。

これとは逆に、正直すぎる発言が終止符を招いたのが「カミングダウト」(04~05年、日本テレビ系)だ。
タレントの告白が真実であれば「トゥルー」を、ウソであれば「ダウト」のカードを見せるゲーム感覚のバラエティだったが、あびる優の発言は限度を超えていた。

http://dailynewsonline.jp/article/1231108/
2016.11.20 05:57 アサ芸プラス