【サッカー】磐田 俊輔に正式オファー!マリノスは指揮官続投決定で主力流出も


磐田が、横浜の元日本代表MF中村俊輔(38)に正式オファーを出したことが19日までに分かった。
今季は最終節で辛うじてJ1に残留し、年間順位は13位に終わったが、
来季の巻き返しと王国復活へ向け、名波浩監督(43)と同じ“天才レフティー”の獲得へついに本格的に動きだした。
モンバエルツ監督(61)の続投を決めた横浜だが指揮官の求心力が低下しており、中村の今後の動向から目が離せなくなってきた。

磐田が俊輔獲りについに本腰を入れた。かねて来季補強の最大のターゲットとして中村をリストアップ。
3日の最終節でJ1残留を決めた翌日にクラブ幹部は「(中村への)条件提示はする」と明かしていたが、
複数の関係者によれば、この日までに正式オファーを出したという。

今季3季ぶりにJ1に復帰した磐田は、第1ステージ8位と健闘。
だが、8月に司令塔のMF小林がオランダ1部ヘーレンフェインへ完全移籍後は得点力不足に陥り、残留争いを演じた。
敵地で行われた最終節で仙台を破り自力での残留を決めたが、巻き返しを狙う来季に向け、トップ下の補強は急務。
そこで実績、経験ともに申し分ない中村にターゲットを絞っていた。

今季の中村は左膝や両足首の負傷などで出場は19試合にとどまった。
だが唯一無二の精度を誇る左足のキックは健在で、4月2日のG大阪戦(吹田S)では約25メートルのスーパーFKを決め、自身の持つFKのJ1歴代記録を22得点に更新した。
6月で39歳となる来季もJ屈指の司令塔としての活躍が期待される。

横浜は18日に来季続投が決まったモンバエルツ監督の去就を巡り、フロントの方針が二転三転した。
指揮官の求心力は低下しており、続投決定による主力選手流出の可能性も浮上している。
マリノスの象徴である中村の去就にも影響を及ぼす可能性がある。

中村と磐田の名波監督は日本代表時代“レフティーコンビ”として00年アジア杯優勝に貢献。
互いに尊敬し合う仲だけに移籍が実現すれば、大きな話題を呼ぶことは間違いない。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/11/20/kiji/K20161120013757360.html
2016年11月20日 07:20