フランスのオリンピック・マルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹が、
「フットボールチャンネル」のインタビューに応じ、日本の守備文化がヨーロッパとは全く異なると指摘している。
日本では、ボールを持ったドリブラーと対峙するディフェンスの選手が、
相手との距離を取ってスピードを殺しながら守るシーンが散見される。
だがドイツとフランスでプレーした酒井は、「ディレイ」、「遅らせる」と表現されるこうした守り方について、
「ヨーロッパではドリブラーに対して下がる、という場面はまったくないですね」と指摘する。
井は、日本では「遅らせる」必要のない場面でもそのようなプレーが見られると語り、
齋藤学に対応する場合を例として次のように続けた。
「こっち(ヨーロッパ)なら、まず一人がガッと行って、学が抜いたところへもう一人がサポートでついているから、
そこのスペース内だけで絶対に相手の動きをストップする。ファウルを使ったりして。
ハーフウェイラインの近くとペナルティエリアの近くでは、
同じファウルでもイエローカードをもらう確率も違うし、フリーキックになっても危険性が違いますからね」
自身は「間合いをとる」、「距離をとる」という守り方で育ってきたと語る酒井は、
ヨーロッパでプレーすることで、守備のスタイルを変えていっているようだ。
フットボールチャンネル 11/19(土) 9:00配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161119-00010006-footballc-socc
写真
http://lpt.c.yimg.jp/amd/20161119-00010006-footballc-000-view.jpg