【長崎】トンネル補修中に酸欠、4人搬送 1人は死亡確認


 19日午前11時45分ごろ、長崎市三京町の水道用トンネルの補修工事現場で、「作業員が酸欠状態になっている」と119番通報があった。長崎県警によると、作業員4人が病院に搬送され、心肺停止状態だった男性(36)の死亡が確認された。ほかの3人は意識があるという。

 市上下水道局によると、トンネルはダムから浄水場まで水を運ぶためのもので、幅1・85メートル、高さ2・3メートル。当時は老朽化した内部壁面に特殊な薬剤を注入する工事中で、6人がトンネル内で作業をしていて、そのうち4人が倒れた。市消防局によると、現場に到着した時には、トンネル内に一酸化炭素が充満していたという。

 現場は長崎市中心部から北西約15キロの山中。救急車など11台が出動し、一時騒然とした。

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