【アメリカ】副大統領候補ペンス氏「同性愛者は差別されて当然」トランプ政権はほぼ反LGBTで固めた


マイク・ペンス次期副大統領による、LGBTへの攻撃はすでに始まっている 2016年11月19日
http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/19/mike-pence_n_13086140.html

マイク・ペンスはおそらくもっとも反LGBT的な福音主義者、キリスト教的政治活動家として議会や州知事の仕事を務めてきた。
インディアナ州の過酷な反LGBT的「信教の自由」法に署名するはるか以前から、彼は議会の一員としてLGBTのための「コンバージョン・セラピー」(性的指向を変える治療)を支援した。
後にはコラムニストとして、またラジオパーソナリティとして、結婚の平等は「社会的崩壊」を招き、同性愛は「本人の選択によるもの」だと語った。
同性婚を阻止するのは偏見のためではなく、むしろ「神の意志」によって強制されるものだと言う。

大統領選でトランプ氏と共和党候補の座を争ったベン・カーソンは、同性愛を小児性愛や近親相姦になぞらえた人物で、政権移行作業チームの副チェアマンを務める。
同じく副チェアマンの元下院議長ニュート・ギングリッチは、LGBTの権利を主張する人々を「ゲイ・ファシズム」と呼び、また2014年には「新しいファシズム」と発言して攻撃されてきた。

政権移行作業チームで国内政策を担当するのは前オハイオ州副知事ケン・ブラックウェルだ。
ブラックウェルは同性愛を放火や窃盗癖になぞらえ、「衝動」と呼んだ。2008年のセント・ポールでの共和党大会で、私のインタビューに応じた彼はこう説明した。

「まあ、実際には衝動を抑えるという選択肢があります。だからこそ私は、実際は必ずしも同性愛の衝動に従う必要はないと思うのです。
これは数々の実例で証明されていると思いますよ……同性愛は衝動であって、制限したり、抑えこんだり、変えたりすることができる……私の主張を明快に言えばそういうことになります」

こうした人々や、他にも信仰に根ざした偏見を持つ人物がトランプ政権で影響力のある地位につく予定だ。


トランプはなぜ宗教保守派のペンスを選んだのか(ニューズウィーク)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/post-5514.php