【クルマ】日産 新型ノート e-POWERはガチライバルのアクアに勝てるのか?徹底比較


http://autoc-one.jp/nissan/note/whichone-3002463/
http://fsv-image.autoc-one.jp/images/2995260/101_o.jpg

今、日本で最も多く売れているクルマはトヨタ プリウスだが、同じトヨタのアクアも注目されている。
発売は2011年12月。約5年を経過しながら、小型&普通車ではプリウスに次ぐ売れ行きだ。コンパクトなボディに直列4気筒1.5Lエンジンを
ベースにしたハイブリッドを搭載して、JC08モード燃費は37km/L。コンパクトなボディは低燃費で運転がしやすく、Sグレードの価格は188万7055円と求めやすい。

このアクアに新たな強敵が出現した。日産 ノートe-POWERだ。コンパクトカーのノートに追加されたハイブリッドだが、
メカニズムは電気自動車のリーフに似たところがある。インバーターと駆動用モーターは共通で、
リーフのリチウムイオン電池を、直列3気筒1.2Lのガソリンエンジンと発電機に置き換えたと考えれば良い。

ボディスタイル・サイズ・視界・取りまわし性比較/ノート e-POWER vs アクア

(中略)

燃費比較/ノート e-POWER vs アクア
ノートe-POWER・Sは車両重量が同Xに比べて40kg軽く、JC08モード燃費はプリウスと同じ37.2km/Lだ。
ただしエアコンや緊急自動ブレーキを作動させる安全装備を省いた。開発段階ではホイールキャップの非装着なども検討したが、
結局は前述の装備を付けなかった。2017年春にはエアコンをオプション設定するが、車両重量が増えて燃費も悪化する。
このようなグレードを設けた理由を開発者に尋ねると「アクアの数値を超えないと、お客様から見向きもされないから」だという。
ユーザーを見くびった古い考え方だ。ユーザーは優れたクルマであれば、妙な客寄せの演出をしなくても購入する。
むしろこういう手法はイメージを悪化させる。売れ筋のノートe-POWER・Xは34km/Lだ。
一方、アクアのJC08モード燃費は37km/L(Xアーバンは33.8km/L)。ボディが軽いこともあり、燃費数値は若干ではあるがノートe-POWERのXやメダリストよりも優れている。
エコカー減税は両車ともに、自動車取得税や同重量税が免税になる。
勝者:アクア

グレード・価格比較/ノート e-POWER vs アクア
ノートe-POWER・Xの価格は195万9120円。アクアSは188万7055円だ。ただしアクアSに緊急自動ブレーキの
Toyota Safety Sense C(オプション価格は5万4000円)、スマートエントリーパッケージ(5万5080円)を加えると、
199万6135円になる。つまり両車の価格はほぼ同じだ。居住性などの違いを考えると、ノートe-POWERが割安になる。
勝者:ノートe-POWER


総合評価/ノート e-POWER vs アクア
総合的に評価するとノートe-POWERが買い得だ。運転感覚が滑らかで乗り心地も優れ、居住性や安全装備でも勝っている。
ただし操舵感や走行安定性、動力性能などの運転感覚はアクアが活発だ。ノートe-POWERに比べて後席や荷室が狭い代わりに、外観はスポーティーに仕上げた。
ファミリーユーザーを含めて快適に乗車するならノートe-POWERだが、1名か2名で運転を楽しむなら、アクアを選ぶ余地も十分にある。
勝者:ノートe-POWER