【MLB】米紙選出、レンジャーズ史上ワーストFA選手に韓国の朴贊浩投手「大惨事の結果」[11/19]


球団ベストFAには2位に元広島ルイス、6位にダルビッシュら
 レンジャーズの球団史上ワーストのフリーエージェント(FA)選手について米メディアが特集を組み、1位に韓国球界のパイオニア的な存在である朴贊浩投手が選出されている。地元紙「ダラス・モーニングニュース」電子版が伝えている。

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 昨年、レンジャーズのベストFA企画を実施していた同紙。当時は1位に2011年にレッドソックスから加入したエイドリアン・ベルトレ内野手、2位に元広島で2010年にFAでレンジャーズに復帰したコルビー・ルイス投手、3位に1989年にアストロズから加入したノーラン・ライアン投手らを選出し、ダルビッシュ有投手も6位にランクインしていた。

 ルイスに関しては今回のワースト企画を前に「復帰後の6年間で4度170イニング以上と2桁勝利を記録した。2016年も故障までは素晴らしい数字を記録していた」と称賛のコメントを加筆されており、地元メディアからもその貢献は高く評価されている。
レンジャーズ在籍時の成績は「大惨事と言える結果」
 一方、今回不名誉な評価を受けたのは韓国人初のメジャーリーガーである朴だった。1994年にドジャースでメジャーデビューした右腕は2000年に18勝を挙げるなど8シーズン中5シーズンで2桁勝利をマーク。02年にレンジャーズへと移籍した。しかし故障なども影響してドジャース時代に見せた輝きを放てず、05年途中にパドレスにトレードとなっていた。

 記事では「朴はそれまでナ・リーグの投手有利な広い球場で活躍してきたフライボールピッチャーであった。アーリントン(レンジャーズの本拠地)はまさにその真逆の環境だった」と不調に終わった要因を分析し、「結果は63先発で22勝23敗、防御率5.79、380回で55本塁打を許している」、「5.79という防御率は、50イニング以上登板したレンジャーズの先発投手としては、2番目に悪い成績。大惨事と言える結果だった」と手厳しく報じている。

 朴はその後、2011年にオリックスでもプレー。2012年のシーズンを最後に現役を退いた。メジャー通算476試合に登板し、124勝98敗、防御率4.36と輝かしい成績を残した裏で、レンジャーズで残した足跡は地元メディアの評価を下げる結果となっている。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161119-00010010-fullcount-base