【岐阜】時代超え、飛燕お披露目 博物館収蔵庫で先行展示 各務原市[11/20]


2018年3月のリニューアルオープンに向けて工事が始まった岐阜県各務原市下切町の
かかみがはら航空宇宙科学博物館で19日、旧日本軍の戦闘機「飛燕(ひえん)」の展示が始まった。
同日開かれた記念式典で、古田肇知事は、リニューアル後の正式名称を「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」にすると発表。
「空や宇宙への挑戦と感動を伝えたい」と述べた。

博物館の本館は既に工事が始まっており、休館している。
飛燕は、本館に隣接する収蔵庫で主翼やプロペラ、胴体などを分離した状態で展示。
このほか、飛行機の操縦を体験できるシミュレーターやH2ロケットのエンジンなど約20点を並べている。

式典で、古田知事は航空、宇宙両分野の展示が実現したことに触れ
「先行展示とはいえ、素晴らしい展示場となった。リニューアルの方向性や哲学を感じてほしい」とあいさつ。
飛燕の修復を担当した川崎重工業の本川一平航空宇宙カンパニーバイスプレジデントに感謝状を渡すなどした後、
テープカットをして公開を祝った。

リニューアルで、本館の展示面積は現在の1.7倍の約9400平方メートルとなり、国内最大級の航空博物館となる。
収蔵庫での展示は来年秋ごろまでの予定。
リニューアルに伴い、愛称やロゴマークも募集する。

展示は午前9時30分から午後4時30分までで、入館料は一般300円、中学生以下は無料。
毎週火曜日休館。

写真:展示が始まった飛燕を視察する古田肇知事ら
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20161120/201611200838_28468.jpg

以下ソース:岐阜新聞 2016年11月20日08:38
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20161120/201611200838_28468.shtml