【中国】上海日本人学校が30周年式典、全校2400人で人文字「30」つくる 海外で唯一の高等部に120人在籍[11/19]


 【上海=河崎真澄】中国の上海市内に2カ所のキャンパスをもつ「上海日本人学校」(森本義規運営委員長)が19日、市内西部の虹橋校で創立30周年の記念式典を行い、小学生から高校生まで約2400人と教職員ら約300人が「30」の人文字を校庭でつくった。

 式典では君が代や、作家の陳舜臣氏と作曲家の團伊玖麿氏が1989年に作った同校の校歌を全校生徒で斉唱。小学6年の小平和佳さんが「現地校との交流で日中の絆を強めた。高校から海外留学して世界に羽ばたきたい」と、「未来へのメッセージ」を語った。

 87年4月に生徒数61人で開校した同校は、日本企業の対中進出増に伴って急拡大。規模ではタイのバンコク校の約2900人に次ぐ第2位となっている。2011年に海外の日本人学校として初めて高等部を設置し、約120人が在籍。東大や早大など有名大学への合格者を輩出している。

http://www.sankei.com/world/news/161119/wor1611190034-n1.html

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小学生から高校生まで約2400人と教職員ら約300人が「30」の人文字を校庭でつくった=19日、上海(河崎真澄撮影)