【北朝鮮】金正恩委員長 ロケット砲部隊の射撃大会を視察[11/19]


北朝鮮の国営メディアは、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が軍のロケット砲部隊の射撃大会を視察したと伝え、韓国のヨンピョン(延坪)島への砲撃から今月23日で6年になるのを前にして、韓国側をけん制するとともに、軍の引き締めを図る狙いがあると見られます。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは19日、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が、女性兵士たちで組織されたロケット砲部隊の射撃大会を、みずから企画して視察したと伝えました。

大会は、北朝鮮に上陸するためヘリコプターで襲来する敵への攻撃を想定して行われ、目標に命中したロケット弾の数や、発射から撤収までにかかった時間などを競い合ったということです。公開された写真には、海岸から一斉に発射される多数のロケット弾や、目標に着弾して爆発する様子などが写っています。

射撃大会の場所や日時は伝えられていませんが、キム委員長は、韓国を標的として「いかなる状況でも命中させる砲兵を養成するという課題を示した」としています。

北朝鮮の国営メディアは、今月11日と13日にも、キム委員長が韓国との海上の境界線に近い西部の島の部隊を視察したと伝えたばかりで、北朝鮮としては、韓国のヨンピョン島への砲撃から今月23日で6年になるのを前にして、韓国側をけん制するとともに軍の引き締めを図る狙いがあると見られます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161119/k10010775261000.html